アレック・ハービクよりAIZENへのコメント

AIZENサクソフォンからは音楽が自然に流れ出てくるように感じます。とても吹きやすく、フィンガリングも容易で、サックスの全音域において力強いサウンドが出ます。サウンドには品位があり、ドラムやエレキ楽器と一緒でも音が負けることはありません。スタジオでの録音も綺麗に入りますし、ライブ演奏でもマイクの乗りが大変良いです。私自身はセルマーのMk6を持っていますが、私が本番で選ぶのはAIZENのテナーサックスです。 AIZENマウスピースは本当にずば抜けています。力強くかつ繊細という、相反する要素をその機能に共存させています。あらゆる音域でのそれぞれの音の特性に完璧に素早く反応し、音の深みをあわせ持った、遠鳴りする豊かなサウンドを持っています。美しいサックス・サウンドを生み出すための完璧な音響的な基盤となっていると同時に、刺激的な音楽や情熱的なサウンドにも対応できる柔軟性も持っています。

美しいシェイプに日本風な美しさの彫刻。AIZEN LS テナー用マウスピース8番は、まさに優雅な「俳句」の名作と言えるかもしれません。

高音域は優雅に洗練されており、低音は優しく甘く歌いあげ、中音域は絹のような質感を持ってそれらをつなぎます。

経歴

サックス奏者であり作曲家であるニューヨーク出身のアレック・ハービクは、2005年に上海で中国の創造的なジャズ運動として、アレック・ハービク・フリクション・ファイブというグループを結成しました。現在7人での交代ラインアップで毎週木曜日にJZクラブで演奏しています。場合によっては著名なスター演奏家、ディーディー・ブリッジウォーターやハン・ベニンク等をゲストに迎えることも多々あります。このグループ以外でアレック・ハービクは、ローラ・フィジィとの「スティント」、およびデヴィッド・フリーゼンらとのトリオで活動しています。

アレック・ハービクの音楽は、ロック、現代のクラシック音楽、およびモダンジャズの新しい融合です。最近では、オペラやインド古典音楽なども彼の作品に影響を与えており、アレック・ハービクは新しい表現方法としての新しい音楽言語の追求に余念がありません。

16歳でアレック・ハービクは、ブランフォード・マルサリスや若き新星、グレゴリー・ハッチンソンらと競演する機会を持ち、ジャズミュージシャンとしての自分を意識しました。コルビー大学で哲学と中国語を勉強した後に、ハービクはマンハッタン・スクール・オブ・ミュージックで音楽教育を受けました。そこでは学友であるジェーン・モンハイトらと共に演奏やレコーディングをおこないました。ニューヨークのダイナミックなモダンジャズシーンにおいてアレックは、ダニエル・カーター、ジャック・ウォラス、エリック・ハーランド、ロニー・バラージ、ダン・ウィス、ショウコ・ナガイ、チャーリー・ルッカー、タロウ・コヤマ等と、イリジウム・ジャズ・クラブや55バー、デツアー、アンダーグラウンド・ラウンジ、ニッティング・ファクトリー等のジャズクラブで競演する経験を得ました。

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