トニー・コフィよりAIZENへのコメント
AIZENマウスピースに出会い、私の長年の課題であった、「完全なマウスピースの探究」は終わったようです。 しかし同時に始まった事もあります。
自分のサウンドに妥協せずにプレーするための、自己の技術と表現力の研究です。完璧なマウスピースに出会えたからこそ、この新しい研究に没頭することが出来るようになりました。このすばらしいAIZENマウスピースは、私のサックス人生に新たな局面を与えてくれました。
私がいつも探し求め、しかし他のマウスピースでは納得することの出来なかった、暖かくて、豊かなサウンドをAIZENマウスピースは作り出してくれます。すべてのジャンルの音楽にマッチし、かつ私の好きな異なるスタイルの音楽においても、根本的な部分でその性能を発揮してくれます。
AIZENマウスピースは、かつての古い時代のサウンドと、21世紀の新しいサウンドの間をつなぐ、失われた鎖を作り出すことに成功した傑作だと思います。私はこのAIZENマウスピースを大変気に入っています。
音源サンプル AIZENアルトNY
経歴
2008年、BBC Jazzアワード・Best器楽奏者賞、受賞。
2005年、英国議会ジャズ・アワード・ベストアンサンブル賞、受賞。
2005年、BBC Jazzアワード・最優秀アルバム賞、受賞。
2008年、MOBOアワード、ノミネート。
サックス(アルト/ソプラノ/テナー/バリトン)、フルート、ピアノ、リコーダー、パーカッション等のインストラクター、音楽記法教師
英国ノッティンガム生まれで西アフリカ国籍の両親を持つ。ニック・ヒズラムがイングランドのリーセスターで開催したジャズ・ワークショップへの参加をきっかけに、サックス奏者としてのキャリアを始める。また、ローカルのジャズサックス奏者、ジョージ・カーマイケルからレッスンを受けながら、多くのセッションでジャズの洗礼を受ける。その後、米国ボストン、バークリー音楽大学に入学し、全額給付の奨学生として4年間の学生生活を送った。
米国在住期間、トニーはアンディ・マギー、ビリー・ピアス等の才能あるミュージシャンらとジャズの研究に没頭し、多くの貴重な経験を積み、その成果を母国イギリスに持ち帰ります。1991年より当時の先端若手ジャズグループ、「ジャズ・ウォーリアーズ」に参画。 またゲーリー・クロズビーの「ヌー・トゥループス」にも参加し、ソロおよびアンサンブルの技術を磨いた。また音楽教育の分野でも精力的に活動し、現在でもワークショップの開催や個人レッスンをおこなっている。
90年代、トニーは精力的に活動の領域を広げ、ビリー・ヒギンズ、バイロン・ウォーレンの「インディゴ」、クロード・デッパの「AJE&ホーン・アンリミテッド」、チェイク・ティディアン・フォール・カルテット、クリフォード・ジャービス、コートニー・パイン、ディガブル・プラネット、ドナルド・バード、ロニー・スミス、エディ・ヘンダーソン、ゲーリー・クロズビーの「ヌー・トゥループス」、ジュリアン・ジョセフ・ビッグバンド、ジャズ・ジャマイカ・オールスターズ、デビッド・マレー・ビッグバンド、US-3、ティム・リチャードの「グレート・スピリット」、グランド・ユニオン・オーケストラ、ラッキー・ランクの「アフリカン・ジャズ・オールスターズ」等、数々の熟練ミュージシャンのグループに参加し、また自己のグループ、「アフロ・ジャズ・ファミリー」にも多くの楽曲を提供した。
トニー・コフィ、ジョナサン・ギー、ベン・ハズルトン、ウィンストン・クリフォードからなるトニー・コフィ・カルテットは、20世紀のジャズの天才作曲家であるセロニアス・モンクの曲を好んで演奏し、モンクの偉業を独特の即興演奏を交え、現代のジャズファンに紹介している。2003年、2007年のロンドン・ジャズ・フェスティバルにおいては、6時間にも渡るマラソン・コンサートにおいて、モンクの作品、70曲を演奏した。2004年発表のアルバム、「All Is Know」では、モンクの作品をフィリップ・クラークの編曲によるストリングを加えて演奏している。
2003~2004年、アンドリュー・ヒルのアングロ-アメリカン・ビッグバンドとサム・リバースのリビエラ・オーケストラに参加。
バイロン・ウォーレン(トランペット)、アンダース・オリンダー(ハモンド・オルガン)、ウィンストン・クリフォード(ドラムス)らをフィーチャーした、トニー・コフィ・トリオ+1では、トニーはサックス奏者としてまた作曲家としての二重の受賞を成し遂げる。またこのグループを元に、ロバート・フォージャ(ドラムス)、キャメロン・ピアー(ギター)、ドナルド・ギャンブル(パーカッション)らをフィーチャーしたセクステットを編成。2006年にアルバム、「Future Passed」を発表し、ブルース、ゴスペル、ジャズ、ファンク、ラテン、アフロ、ビ・バップ等のあらゆるジャンルの音楽を織り交ぜ、あたかもトニーの人生経験の再現としての音楽を完成させた。
2006年にジャズ界の伝説的サックス奏者デイビッド・マーレイからの招聘を受け、1977年形成の前衛ジャズ・アンサンブル、「ワールド・サキソフォン・カルテット」に参加し、故ユリウス・ヘンフィル以来の、「アメリカ人グループの唯一の英国人サックス・プレーヤー」となった。
当時、ハリー・コニックJRビッグバンドで、マイケル・パーキンソン・ショー、ポール・オグラディ・ショーなどのBBC系ジャズ番組で演奏している。
また2007年、彼のカルテットは、再びセロニアス・モンクの作品に注力し、ロンドン・ジャズ・フェスティバルで再度70曲をすべてを6時間かけて演奏。聴衆の喝采を浴びた。
2008年1月、かつてのカルテットを再編し、4月にリリースの「Silent Truth」をレコーディングした。
2008年、ベーシスト、ジャマラディーン・タクマ(オーネット・コールマン・グループの黄金期のベーシスト)のコルトレーン形式のカルテットに参画し、ライブアルバムを録音している。
2009年、南アフリカ共和国の伝説的な作曲家、アブドゥラー・イブハムのグループEKAYAのメンバーとなる。
2009年、ニューヨークのロチェスター・ジャズ紙にてトニー・コフィ・カルテットが取り上げられる。
2010年、デヴィッド・チェンバレン(ベース)とロード・ヤングス(ドラムス)とともに新しいトリオ、「スタンダード・タイム」を編成し、ジャズのクラッシック・スタンダード曲を新しい新鮮なアレンジで演奏し、決して失われることの無い伝統的なスイングの精神を表現する。
2010年:、ニューヨークから帰国後、ジャマラディーン・タクマと現代フリージャズ運動の祖、オーネット・コールマンとともにアルバムを録音する。
教育関連活動
教育活動はトニー・コフィの現在の活動の中心である。現在、ストレータムのセント・アンドリューズ・ローマカトリック・スクールと、サリー地区の5から16歳までが対象の教育施設、EBD(CHILDREN WITH EMOTIONAL AND BEHAVIORAL DISORDERS)で教育活動をおこなっている。活動の目的は、小さな子供達には音楽の美しさを伝え、また年長の生徒たちには、作曲と演奏を学習する過程を通して、彼ら自身の創造性を見いだす援助をすることである。 授業では、注意深い音楽鑑賞と創造的な表現力の開発に重きが置かれている。
加えて、南米やアフリカ、インド等の伝統音楽、そしてジャズやブルース、ポップスなどの世界の音楽を紹介することで、子供達に様々な音楽的経験させ、未知の文化に関して学ぶことを教え、異なる感覚の美的経験を与えている。
ワークショップは非常に簡単な基礎から始まり、次第に複雑な教材と練習を含むテクニックが組み込まれていく。手で音符を書いたり、「シベリウス」のような楽譜作成プログラムを使うこともある。演奏のビデオを見たり、楽器屋と他の関連情報の作成のスライド映像や録音なども関連教材として使用さる。
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