ラルフ・フロンホファー

ラルフ・フロンホファー 経歴

1978年生まれのラルフ・フロンホファーは、ドイツ、ライン川地方のジャズシーンで活躍する、世代を代表するサックス奏者のひとりです。彼の音楽スタイルは、ハーモニーとメロディが絶妙に調和した、暖かい日差しのようだと良く評されます。彼の演奏法は極めて繊細でリリカルで、ゆえに彼の吹く音楽は、細部に渡って慎重に吟味された、すばらしく優しいニュアンスを持っています。

彼のアドリブでは、その精緻で見事にテクニカルなフレーズがまず印象に残ることでしょう。そしてきっと彼の才能の多才さに目を見張ることでしょう。彼は、ソプラノ、アルト、テナー、およびバリトン・サックスのいずれをも見事に演奏し、聴衆を虜にしてしまいます。

突っ走るように強力でパワフルな高速のソロもこなせば、情感たっぷりの切ないバラードもこなしてしまうラルフ・フロンホファーは15歳のときにサックスを始めました。

デーブ・リーブマン(David Liebman)、リッチ・ペリー(Rich Perry)、ジョエル・フラーム(Joel Frahm)、ジョン・パーセル(John Purcell)、ウォルト・バインスコフ(Walt Weiskopf)、ピーター・ベニンガー(Peter Weniger)、ジョン・ルオッコ(John Ruocco)、トニー・ラカトス(Tony Lakatos)、トーマス・バックマン(Thomas Bachmann)、ステファン・ウェーバー(Steffen Weber)、ポール・ヘラー(Paul Heller)、およびゲーリー・ダイアル(Garry Dial)ら多くの巨匠に師事し、ピーター・ヘルボルツハイマー(Peter Herbolzheimer)、エド・パーティカ(Ed Partyka)、およびヨアヒム・ウルリッチ(Joachim Ullrich)らにアレンジを学びました。

彼はドイツ、バイエルン州、ブルツブルグの国立ユース・オーケストラ、”BuJazz0″(ブ・ジャズ・ゼロ)に参加し、ミュージカル「不思議の国のアリス(Alice im Wonderland)」など数多くの舞台での演奏経験を有します。また、アック・バン・ルーベン(Ack van Rooyen)、グレッグ・アバテ(Greg Abate)、テレス・スタッフォード(Terell Stafford)、トーマス・ガンシュ(Thomas Gansch)、マシアス・ルエッグ(Matthias Ruegg)、チャーリー・マリアーノ(Charlie Mariano)、インゴルフ・バーカード(Ingolf Burkardt)等、著名アーティストらとの競演もしています。

2009年に彼はマインツ音楽大学で音楽教師としての学位を取得しています。2009年9月より、ラルフ・フロンホファーはAIZENサックスマウスピースの新しいエンドーサーとしてエントリーし、現在も彼のカイルベルス製サックスとともにAIZENサックスマウスピースが使用されています。2009年10月から2010年1月の初めまで、彼はニューヨーク市に派遣され、その貴重な経験を経て今、ひとまわり成長した新しいラルフ・フロンホファーとして、ミュージシャンと教師の分野で、ドイツでの仕事を続けています。

http://www.myspace.com/ralffrohnhoefer